夏になると増えてきて、どこからともなく現れるシバンムシ。
体長がとても小さく、人間に対して危害は加えないので「まあ、シバンムシくらいならすぐ退治したらいいや」と油断しがちですが、ちょっと待ってください!
シバンムシは噛むことはなくても、シバンムシがいることによって人間が危険な目にあうこともあるんです…!
そして、さらにやっかいなのがシバンムシは飛ぶということ。
今回は「思ったよりも、いたらやっかい」な害虫、シバンムシについてまとめました。
- シバンムシは飛ぶ!
- シバンムシは噛まないけど寄生してるアリガタバチは刺す可能性
シバンムシは飛ぶ!

残念ながら、シバンムシは飛ぶんです。
飛ぶことができるかできないかで、害虫は駆除のしやすさが格段に変わってくると思っています。
できることならシバンムシも飛んでほしくなかったですよね…。
家の中を体長2~3㎜の茶色い虫が飛んでいたら要注意!
シバンムシは小さい体ですが、きちんと羽があるため飛び回ることができるんです。
「でも、ゴキブリよりはマシだしすぐに駆除したらいいでしょ?」と思うかもしれません。
たしかに見た目に関してはまだマシかもしれませんが、シバンムシがやっかいなのはいくつか理由があるんです。
理由は2つ。
- 食品だけでなく、古本やダンボール、畳まで食べてしまう雑食性だということ
- 繁殖力が高いこと
シバンムシがやっかいな理由①:雑食性
シバンムシは、食品はもちろん古本やダンボール、畳まで食べてしまう雑食性だということ。
ビニール袋を嚙みちぎって中のものを食べてしまうほどなので、「食品は袋に入れているから」と安心はできません。
シバンムシが発生したときにすぐに対処しないと、ありとあらゆる食べ物を台無しにされるほか、畳に穴をあけられたり本をボロボロにされることも。
シバンムシがやっかいな理由②:繁殖力が高い
シバンムシは一度の産卵で100個の卵を産むことも珍しくありません。
なので、1匹シバンムシを見かけると次々と他のシバンムシも見つけられるはずです。
見つけたらすぐに対処しないと、続々と新しいシバンムシの命が生まれてくるかも…。
1匹は小さくても、それがなん十匹も揃ったらと考えるとぞっとしますね^^;
シバンムシは噛まないけど寄生してるアリガタバチは刺す可能性

最初にお話しした通り、シバンムシは食品や畳など食い荒らすことはあっても、人を噛むことはありません。
しかし油断はできません。
シバンムシは噛まなくても、シバンムシに寄生しているアリガタバチという虫は人間を刺すことがあります。
アリガタバチはシバンムシの卵や幼虫に寄生する、いわばシバンムシの天敵です。
天敵だからといってシバンムシを退治してくれるわけではないんですよね…。
アリガタバチは見た目は蟻のようですが、れっきとした蜂の仲間です。
腹部に毒針を持っていて、この毒針にさされると痛みを伴って赤く腫れることも。
人によってはアナフィラキシーショックが起こることもある、とても怖い虫なんです。
家の中にシバンムシが発生しているということは、同時にアリガタバチも発生しているということ。
ですので、シバンムシを見つけた場合は適切に対処することがとても大事です!
シバンムシを見つけた時の対処法を紹介
シバンムシを見つけたときの対処法を紹介します。
- 殺虫剤で今いるシバンムシを退治する
- シバンムシが発生しないように対処する
まず、今いるシバンムシを退治することから始めましょう。
シバンムシ用のスプレー式の殺虫剤を使うのもいいでしょう。
シバンムシは部屋のあらゆるところに潜んでいるので、おすすめはバルサンのような燻煙タイプの殺虫剤で部屋まるごと駆除する方法です。
そして、これ以上シバンムシが発生しないように対処することも大切。
- シバンムシのエサとなるような、ダンボールや古本などは速やかに処分すること
- 食品は密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管すること
また、シバンムシはヒバという木材の香りが苦手なので、ヒバを使ったヒバ油をシバンムシが発生しそうな場所につけるだけでも効果があります。
ぜひ試してみてくださいね!
シバンムシの発生源がわからなくて途方に暮れた話
夜中にトイレに行こうとして、本棚のあたりで何か動いているのが目に入りました。
虫、でした。2ミリか3ミリくらいの、茶色いやつ。最初はダニかと思ったんですが、ダニって基本的に肉眼でちゃんと見えないらしくて。これはしっかり歩いてる。気持ち悪くてとりあえず殺したんですが、翌日もまた別のが出て、その翌日も出て、「これはまずい」と思いました。
スマホで写真を撮って画像検索したら「シバンムシ」という名前が出てきました。聞いたことない虫でした。
シバンムシってどんな虫か
見た目
丸っこくて茶色くて、甲虫っぽい形です。体長は2〜3ミリ。
動きは別に速くないですが、飛びます。これを知らなくて、ある日顔の真横をひゅっと飛んでいったときは声が出ました。小さいのに飛ぶんかいという気持ち。
日本でよく出るのはタバコシバンムシとジンサンシバンムシの2種類らしいですが、見た目がほぼ同じで素人には全然区別できないです。
食べるものが多すぎる
シバンムシについて調べてわかったのが、食べるものの範囲が異常に広いことです。
パスタや小麦粉などの乾燥食品はもちろん、本や紙、畳、木材、香辛料、ペットフードまで食べる。乾いているものならだいたい何でもいけるらしい。これのせいで発生源を特定するのがものすごく難しかったです。
発生源を探した2週間
キッチンから調べ始めた
シバンムシといえばキッチン、というイメージがあったので最初はそこから。
棚にあった乾燥食品を全部引っ張り出して一個ずつ確認しました。小麦粉、パスタ、そうめん、片栗粉、お茶っ葉、だしパック、乾燥わかめ。袋が食い破られていないか、中に白い粉や虫がいないか。
全部きれいでした。何もない。キッチンじゃないとなると、どこだよという気持ちです。
本棚も一冊ずつ確認した
最初に虫を見たのが本棚の近くだったので、本棚も調べました。
本を全部出して、ページをパラパラめくって、本棚の奥を懐中電灯で照らして。フンっぽいものとか、かじられた跡とか、そういうのを探しました。
これも何も出てこなかったです。本棚じゃないっぽい。
押し入れを全部引っ張り出した
食品も本棚もダメだったので、次は押し入れです。
布団、オフシーズンの服、使ってない雑貨が入った段ボール。全部出しました。段ボールはシバンムシが好きと書いてあったので、特に念入りに確認しました。
段ボールを一個ずつ開けていったら、一番奥にあった箱の中から乾燥パスタの袋が出てきました。引っ越しのときに「とりあえず入れた」やつで、完全に存在を忘れていました。袋を持ち上げたら底の方が少し湿った感じで、開けたら中に虫がいました。
これだ、と思いました。
原因は引っ越し荷物の残骸だった
パスタの袋の封はしてあったんですが、袋の底に小さい穴が開いていました。
シバンムシは薄いビニール袋なら食い破れるらしいです。押し入れの奥の段ボールの中で、暗くて温度が安定した環境で、1年以上放置されていた。そりゃ繁殖する。
逆に言えば、ちゃんと探せば見つかるものではあった。でも普段まず開けない場所だったので、全然気づかなかったです。
見つけた後にやったこと
とにかく袋ごと捨てた
パスタの袋は開けたまま広げたりせず、その場でビニール袋に入れて口を縛って捨てました。
広げると虫が散らばる可能性があるので、見つけたものはそのまま密封して捨てるのが正解だと思います。段ボールもガムテープで封してから捨てました。
押し入れを掃除した
段ボールがあった場所を掃除機で吸って、アルコールスプレーで拭きました。
シバンムシは卵も産むので、成虫を取り除いただけでは再発する可能性があります。隅のほうも丁寧に。押し入れに荷物を戻したのは3日後くらいで、その間はしっかり換気しました。
部屋全体も一回確認した
押し入れ以外の場所に移動していた可能性もあるので、食品棚、本棚の裏、窓枠あたりを一通り確認しました。特に何も見つからなかったです。
くん煙剤もやった
最後にバルサンを炊きました。
目に見えない卵や幼虫が残っている可能性があるので念のため。使用後は30分以上換気して、床を雑巾で拭いて終わりにしました。
その後に変えたこと
食品の入れ物を変えた
乾燥食品は全部タッパーかガラス瓶に移しました。
薄いビニール袋のままだとまたやられる可能性があるので。開封済みのものをそのまま置くのをやめました。ちょっと面倒ですが、あの気持ち悪さを繰り返すよりはマシです。
段ボールを家の中に置かない
宅配が来たら中身を出してすぐ捨てる、押し入れに入れるときは段ボールじゃなく別の容器にする。今はそうしています。
引っ越し荷物をとりあえず段ボールのまま押し入れに突っ込む、は今後やらないと決めました。
たまに押し入れを開けるようにした
以前は季節の変わり目くらいしか開けていなかったので、今は月に一度くらい軽く確認するようにしています。開けるだけでいい。それだけで早期発見できると思います。
発生源を探すときに確認する場所
自分が実際に調べた順番をもとにまとめました。
①キッチンの乾燥食品:小麦粉・パスタ・乾麺・香辛料・ペットフードなど。袋が食い破られていないか、中に白い粉や虫がいないか確認する
②本棚や本の間:古い本や雑誌の間、本棚の奥。フンや食われた跡がないか確認する
③押し入れの段ボール:特に長期間開けていないもの。中に食品が入っていないか要確認
④畳や家具の裏:畳を食べることもある。家具の裏に溜まった埃も確認する
⑤観葉植物の土:植物の土に発生するケースもあるらしい
まとめ
2週間悩んで、原因は引っ越しのときに押し入れに入れっぱなしにした乾燥パスタでした。
食品を段ボールに入れたまま長期間放置する、はシバンムシにとってかなりいい環境を作ることになります。発生源が見つからないときは、普段あまり開けない収納の奥や忘れていた食品を重点的に確認してみてください。
見つかったらすぐ密封して捨てる→周辺を掃除する→くん煙剤で仕上げる。この流れでその後は出なくなりました。
