お菓子の形としてはあまり見られない三角形。
おにぎりを表しているという、なんとも言えないかわいさのおにぎりせんべいは、我が家でもおやつの定番です。
子供が通っている幼稚園のおやつでも度々出ることがあるので、なじみのあるお菓子なんですね。
しかし、最近になって「おにぎりせんべいは関東にはない」という衝撃の事実を知りました…。
私が全国区だと思っていたおにぎりせんべいは、実は関西だけで売られているローカル商品だったんです。
そこで今回は、
- おにぎりせんべいは関西だけ関東にはない?
- おにぎりせんべいの販売地域
- おにぎりせんべいのラインナップ
3つについてまとめました。
おにぎりせんべいは関西だけ関東にはない?
関西在住の私は、おにぎりせんべいは全国で売られている、みんなが知っている有名なお菓子だと思っていました。
しかし、おにぎりせんべいを製造・販売しているマスヤは三重県伊勢市に本社を置いており、おにぎりせんべいの販売先も西日本が中心になっているそうです。
関西のスーパーのお菓子売り場にはだいたい置いてあるおにぎりせんべいも、私が実家にいるときは確かにスーパーでは見なかった気が…(実家は北陸です)。
マスヤが2020年に実施した、「47都道府県おにぎりせんべい知名度調査」では
- 大阪・兵庫・滋賀・三重・愛知:100%
- 和歌山:99%
- 奈良:98%
- 京都:97%
と、関西を中心に驚異の知名度があることが分かりました。
本社のある三重県もさすがの知名度100%ですね。
しかし、東京では56%・神奈川59%と、関西以外ではほぼ半分以下の知名度。
昔に比べておにぎりせんべいの流通は全国区になってきているらしいですが、関西以外ではまだまだ馴染みのないお菓子なんですね。
おにぎりせんべいの販売地域
おにぎりせんべいは「西日本での販売を中心」としているそうですが、いったいどこからどこまでの地域で販売されているのでしょうか。
マスヤのHPに「おにぎりせんべいは関東だとどこに売っていますか?」という質問が載っていました。
進学や仕事で地元を離れて、おにぎりせんべいが恋しくなってしまう人が多いのでしょうか。
静岡以西(九州まで)の地区では大部分のスーパー・コンビニ様で取り扱っていただいておりますが、関東地区でお買い求めになられる皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
少しでもお買い求めやすくなるように現在ガンバっていますので、これからもよろしくお願い致します。 関東での主な販売先につきましては下記リンクからどうぞ。
おにぎりせんべいに関するQ&A
静岡県を境に、西日本では販売されていますが、関東だけでなく東北や北海道でも手に入れることは難しいようです。
ただ、西日本以外でも大型チェーン店ではおにぎりせんべいを販売していることもあるそう。
- イオン
- ダイエー
- ドン・キホーテ
- イトーヨーカ堂
- トイザらス
- キャンドゥ
など、探してみれば関西以外でもおにぎりせんべいを買える場所はあります。
昔に比べておにぎりせんべいを買える場所が増えたのは、ファンにとっては嬉しいことですよね^^
おにぎりせんべいのラインナップ
歌舞伎の縞模様が特徴的な定番のおにぎりせんべいですが、ラインナップは17種類にも及びます(2021年8月現在)。
おにぎりせんべいと言えば甘辛い醤油味ですが、塩味の「おにぎりせんべい銀シャリ」。
濃厚な味の「おにぎりせんべい乙」とタレを二度漬けした「おにせんクラッシュ」。
「ミニおにぎり」は小さくて食べやすいので、子供が通う幼稚園のおやつでよく出てきます^^
この他にも、季節限定で「カレー味」や「梅しそ味」のおにぎりせんべいが出ることもあります。
「おにぎりせんべいは食べ飽きたかな…」という人もつい手を出したくなる、豊富なバリエーション。
次はどんな味が出るのかワクワクしますね♪
おにぎりせんべいは関西だけおにぎりせんべいって関西だけ?上京して初めて気づいた「普通」のズレ
ずっと全国区のお菓子だと思ってた
小学生のころ、遠足のおやつといえばおにぎりせんべいだった。
袋を開けると醤油の香りがふわっとする。三角形の形がなんか好きで、角のところから食べるか、平らな面から食べるかで友達と謎のこだわりを語り合ってた記憶がある。スーパーのお菓子コーナーに行けば必ずあって、値段も手頃で、とにかく「普通にそこにあるもの」だった。
それが関西と東海の一部でしか売ってないと知ったのは、関東に引っ越してからの話。
「知らない」って言われた瞬間
職場の人と雑談してたとき、なんの話の流れかは忘れたけど「おにぎりせんべいって食べたことある?」と聞いた。
「なにそれ」という顔をされた。
おにぎりの形をしたせんべいで、醤油味で、と説明したら「聞いたことないかも」と言われた。最初は「この人が知らないだけかな」と思ったけど、何人かに同じことを聞いてみて全員がピンとこない様子だった。近くのスーパーを何軒か見て回っても、お菓子コーナーのどこを探しても見つからない。
「あ、これ全国にないんだ」とそこで初めてわかった。
おにぎりせんべいってどんなお菓子か
知らない人に向けて少しだけ説明する。
マスヤというメーカーが作っている、おにぎりの形をした薄いお煎餅。三重県の会社で、1960年代から売り続けているロングセラー。関西と東海を中心に流通していて、その地域のスーパーでは昔からお菓子コーナーに普通に置いてある。
味は醤油ベースで少し濃いめ。薄くてぱりっとした食感で、食べてる途中に止める理由がない系のやつ。一袋あけると気づいたらなくなってる。
全国でまったく売ってないわけじゃないみたいだけど、関東のスーパーで棚に並んでいるのをまず見ない。
食べ物の「当たり前」って地域でこんなに違うのか
おにぎりせんべいの件があってから、食べ物の「当たり前」が地域によってけっこう違うんだなと気にするようになった。
関東の人に「蓬莱の豚まんって知ってる?」と聞いてもほぼ通じない。逆に「崎陽軒のシウマイ」は関東では普通に有名で、私が知らなかったら驚かれた。お互いに「自分の地元のものが普通」と思って育ってるから、初めて話すとちょこちょこズレが出てくる。
おにぎりせんべいもそういうズレのひとつで、関西出身の人には当然の存在、関東出身の人には存在すら知らない、という状態になってる。
帰省のとき、スーパーで必ず買うようになった
実家に帰るたびに、地元のスーパーでおにぎりせんべいを買って帰るようになった。
最初は「懐かしいな」くらいの気持ちで手に取ってたけど、だんだん「関東で食べられないんだから買っておかなきゃ」という気持ちのほうが先に来るようになった。関西にいたころは一袋買ってちびちび食べてたのに、今は2〜3袋まとめて買う。
手に入らないってわかると途端に特別なものに感じるのが、自分でも少しおかしいと思う。
同じ体験、関西出身者にけっこう多い
この話を関西出身の知人にすると、だいたい「わかる」という反応が返ってくる。
「関東に来てから存在を初めて疑った」「全国どこにでもあると思ってた」「スーパー探して見つからなくて困った」みたいな話が出てくる。おにぎりせんべいじゃなくても、関西では当然あるものが関東では見当たらない、という体験はわりと関西出身者の共通体験になってるらしい。
逆パターンで、関東から関西に来た人が「こんなの初めて見た」と言いながら買って帰るのも、どっちから見ても同じ話だと思う。
通販で買えるけど、なんか違う
今はAmazonでも買えるし、マスヤの公式サイトからも注文できる。
試しに一回通販で買ってみたことがある。届いたおにぎりせんべいは味も食感も変わらずおいしかった。でもなんか、違う気がした。
地元のスーパーのお菓子コーナーに当たり前に置いてあるやつを、深く考えずにかごに入れる。その何でもない感じが、おにぎりせんべいの正しい買い方な気がしてる。検索して、注文して、届くのを待って食べるものじゃない、というか。
通販で買えるようになったのはありがたいけど、それで「いつでも食べられる」にはなってない感じがする。
おにぎりせんべいが教えてくれたこと
引っ越してからもう何年も経つけど、おにぎりせんべいを見るたびに「知らない」と言われたあの日を思い出す。
自分にとっての「当たり前」が、別の場所で育った人には存在すら知らないものだったりする。食べ物はそれが一番わかりやすい形で出てくる。帰省のたびにスーパーで見つけて手に取るとき、なんとなくそのことを考える。
たかがお菓子の話なんだけど、地元を出て初めて「地元のもの」と気づいたという体験として、ずっと記憶に残ってる。
